■ 第四診 『上陸!がんセンター!』 ■ |
がんセンターへ行こう―――
そう決めた現在、時刻は夜明け前の5時。
がんセンターの診察には紹介状が必要で、おしかけで診て貰う事はできない。
まずは紹介状を書いてもらわないと。
今日中に行動するとなると流石に今から眠れないなぁ。
・・・にしても気持ちと方向性が固まると随分と楽なんだな。
不安はあるにせよ、それまでの「どうなるんだろ、どうなるんだろ」
って感じの得体の知れない不安感はだいぶ小さくなった。
闘志がみなぎってくる感じで、分かりやすく説明すると、
すごいぞぉ!ラピュタ腫瘍は本当にあるんだ!

やっるぞぉー!
といった感じごめんさすがに嘘。
病院開く時間まで暇なので、下調べがてらにネットで「がんセンター」を検索してみる。
どんなとこなのかしらん?
・・・うわぁ でけぇ。
まず施設のでかさにちょとびっくり。
メンタル的な癒し効果を狙ってなんだろうけど、病院の庭にお花畑コーナーみたいのもあって軽くラピュタノリ。

ホームページの治療方法の項目に目をやると、なにこれ陽子線治療だって。
この治療方法は手術みたいに身体を切らずに、身体の外から陽子線をビビっと当てて
一箇所に固まってるがん細胞を焼き殺すっていう治療方法らしい。
かなり効果的だけど、がん細胞が散らばっちゃってる場合は使えないので
その場合はかわりに放射線治療になるみたい。
すっげーな。なんか色んな治療方法があるのな。
日常生活してると、ガン=ゲームオーバー くらいのイメージあるけど
ガンとゲームオーバーの間にはものすごく距離があるのな。
初期のガンならば脳梗塞とかのが怖いくらいで平気で治るし、
ある程度進行してても十分に治す事ができるみたい。
(n‘∀‘)η いくらでも方法あるんだー!
希望を見出しながらホームページを見ていると、診察とは別に「なんでも相談窓口」というのがあるのを発見。
これは、ガン告知されてどうしようとか、ガンの治療をしたいんだけどお金が心配とか、
治療のシステムについて詳しく聞きたいとか、色々とカウンセラーさんと相談できるトコみたい。
なんでも相談窓口は紹介状が無くてもOKで、その上その日にぶらりとおしかけても良いみたい。
朝の8:30から毎日やってます、だって。
調度良いので下見がてらにこれ行こう。
今日の予定が決まった。
まずはがんセンターのなんでも相談窓口に行き、
その後、オバチャンズの病院に行って紹介状書いて貰うとしよう。
8:00過ぎ、電話で一応予約を入れてからなんでも相談窓口へ。
がんセンターまでは車で15分くらいの近距離、の割には外から病院を眺めるのすら初めてだよ。
でけぇっ!?
無骨な作りの 広い地下駐車場に圧倒される。
さて。なんでも相談窓口は・・・・・
・・・あそこね。
「えーっと、さっき電話で予約したドッヘですけども。」
しばらく待つと、おばちゃおねえさんが出てくる。
この人がカウンセラーさんのようだ。
現在の状況と症状を話し、ここで診察する場合の手順などを聞く。
やっぱり診察を始めるには紹介状が必要で、
今現在、診て貰ってる病院で紹介状貰ってきて下さいとの事。
カウンセラーさんに治療開始までの流れを説明して貰う。
にしても、がんセンターのカウンセリングとかよくやるよねぇ。
僕はまだ瀬戸際の症状じゃないから良いようなものの、
末期の人とか平常心保ってられないよ普通。
すっげー修羅場とかくぐってきてんだろうなぁ・・・。
がんばってね!おばちゃおねえさん!という気持ちをこめて小さな笑いをプレゼントしようと
ちょこちょこボケてみるものの、ジーザスッッ!!まるっきりうけてねーじゃねーかっ(^▽^)/
軽くヤケドを負いつつ、がんセンターを後に。トホホ。
そいじゃあ紹介状を書いてもらいにオバチャンズの病院へ行こう!
・ ・ ・
≡(つ`・o・)っ 到着ー。
昨日来たばっかだけどまた来ました。
予定では1週間後に来るハズだったけど、予定は変わったのダ\(`・ω・´)/
診察券を出して待合室で待機してると・・・おんや?
オバチャンズが通路の物陰からこっそり手招きしてるぞ。
なんだなんだ?
『もう今日ね、紹介状書いて貰っちゃいな』
おお!おばちゃん!実はぼくもその気になってさ!
さっきなんでも相談窓口ってトコ行ってきたんだよ!
『そう! その方が良いよ!気管支鏡検査だって向こうでした方が良いよ!
ここの病院じゃあ滅多にする事もないし、あの先生もちょっとおトシだしね。
腫瘍だとしたら慣れない人が下手に突っつかない方がいいんだよ。散らばっちゃう事もあるしね。
紹介状欲しいって言っても、うちの先生はここでやりたがるだろうから、
家族で話をしてガンセンターに行くことに決めましたから紹介状を書いて下さい、
ってガツンと言った方がいいよ。』
スムーズに紹介状を書いて貰う手順をコッソリと教えてもらう。
『がんセンターの○○っていう先生ならね、腕が良くて評判だから手術も安心だよ。』
へー。○○先生ね。
お得な情報も教えて貰いました。
サンキュー!おばちゃん!
「ドッヘさーん」
そうこうしてると順番になり、診察室へと通される。
『今日はどうしました?』
早速おばちゃんの入れ知恵通りにトークを進め、すんなり紹介状ゲットだぜ(^▽^)/
がんセンターへ行くにあたり、紹介状と一緒にここで撮影したレントゲン写真とCT写真、
それに血液検査の結果を持っていって下さいとの事。
ただ昨日の血液検査、腫瘍マーカーの結果はまだ出てないので、それは結果が出次第 持っていく事に。
ここからの診察はこの病院からがんセンターへと引継がれる形になるので、
7月22日に予定していた気管支鏡検査はキャンセル。
(>ω<) えがったー。
おばちゃんの話聞いたもんで、ほっ て感じ。
「あ!それと、夜眠れないもんで軽い安定剤と胃薬出して貰えますか?」
眠れなかったのは昨日の夜だけなんだけど薬は貰っておこうと思ってた。
たぶん、こっから先は体力勝負になる。
手術するにしても1回で終われば良いけど、もしかしたら2度、3度手術するってな事態もありえるわけで
そうなると夜眠れないとかで今から無駄な体力消耗してる場合じゃない。
いくら気持ちが固まったっていっても、この状況で夜ぐっすり眠れるような強心臓してないからねぼく。
先生『良いですよー。』
貰えるかなー?って思ってたけどすんなり処方箋も出して貰えました。
紹介状とレントゲン写真、CT写真、血液検査の結果、薬の処方箋を貰い、診察終了。
んじゃ、隣の薬局でお薬貰いましょう。
・・・。
・・・この薬局にタバコ吸ってるのを怒って下さる薬剤師のおばさまがいるのよね。
ドキドキしつつ薬局のドアを開けると、
『だーから言ったじゃない!』
開口一番カミナリを落とされる。こえーよ><。
お話は伝わっているようでした。
縮こまりつつ、おばちゃんとお話。
『まぁ、でも若いからね。大丈夫よ!』
このおばちゃんも心配してくれてたようで、応援して下さいました。
ありがとうおばちゃん><。
帰り際、おばちゃんは薬局から顔だしてくれて
『グッドラック!(白い歯キラーン』
とか言ってくれました。
嗚呼、なんかおばちゃん達にすっげーパワー貰ってる。
こんなにパワー貰っちゃったらちょっとがんばっちゃうよね俺。
さて。本日は寝てないまま動きどうしでそろそろダルいけど
せっかく紹介状も貰ったし、このままがんセンターへ行って予約しちゃうとしよう。
善は急げ\(`・ω・´)/
再びがんセンターに戻り、なんでも相談窓口のおばおねーさんのところへ。
紹介状を貰ってきたので予約したいと伝えると、22日か23日が空いているとの事。
この22日と23日、それぞれ別の先生が空いているようで、
23日の方の先生がおばちゃんの言ってた腕の良いという○○先生だった。
一日でも早く診て貰いたい気持ちだったけど、たぶん初診の先生にその後も診てもらう事になるんだろな、と考え
23日の方に予約。
今日 |
次回の診察 |
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・・・にしても診察まで長い。
今日は17日だからほぼ1週間あるじゃないか。
まぁ、その頃になれば、オバチャンズの病院でやった腫瘍マーカーの結果も出るから
タイミング良いっちゃあ良いけど・・・
うーん・・・1週間・・・。
大丈夫、ヤバイ、大丈夫、ヤバイ、
思わず花占いして過ごしちゃいそうである。(デジャブ
まぁ、とりあえずここまでできる事はやった。
後は勝負の時を待つだけやッ!
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